3月4日(土)晴れ時々曇り ここは梅畑か、梅園か?
 先日、同僚と「もうすぐ春だねえ」と話していたが、いつの間にか春は来ていた。梅満開! 左は小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)内の梅。文京区内にある、結構地味だけど、色んな木々が楽しめる植物園だ。ちなみに英語だとボタニカル・ガーデン。かっちょいいー。
 入園料は大人330円。私「あっ、有料なんだ」友人「金とるんかい」「その分中がキレイかも」「そうだねー、新宿御苑より高いもんね」「大学院附属だから、きっと研究費に使われてるんだよ」と、金欠な二人はマネーコンシャスな会話を交わし園内へ。

 この植物園には、多種多様な木々が植えられ、その一つひとつにラベルがついている。「マンサク科」、「光源氏(つばき)」と、面白い/美しい名前の植物や、カリンの実、大きなスズカケの木なども見ることができる。
実はここ、日本で最も古い植物園であり、昔は薬園として活躍していた由緒正しきボタニカル・ガーデン。
 そして今の見どころは、何といっても梅。私「わー梅畑だー」友人「違うよ、梅園でしょ」「えー」「畑はさ、地面にこう、できるもんじゃん」「……いいじゃん、畑でも」「分かったよ、畑でいいよ」と、言いながら愛でた梅は、色んな種類があって美しかった。周りにはカメラマン、写生をする人、寝そべる人、いろんな人がいた。桜の木々も多く、開花する頃にはもっと賑わうはず。
 ぐるっと一周し、「レビューしよう」と見つめた先の案内板。ここの正解は「梅林(ばいりん)」でした。


2月18日(土)晴れ時々曇り やっぱりバイクはいい
 あまりに長い間バイクを動かしていないと、マシンが動かなくなるのではと不安になる。さらに、乗らない時間が増えれば増えるほど、乗るのが怖くなる。果たして自分は、妙な動きをせずにバイクを運転できるか。ブレーキしたとたん立ちゴケたりして。信号でオタオタして後ろから四輪に追突されたらかなり危険。寒いし、忙しいし、そしてこの“最近乗ってないから何だか怖いし”という悪循環で、去年の冬から随分と長い間、バイクから離れてしまった。一年前は、違ったのに。生活は、変わるもんだ。
 バイクへの不安を吹き飛ばすべく、2月半ばを過ぎた今日、数ヵ月ぶりにバイクに乗ることにした。胸部(と背部)のプロテクターを着け、プロテクターが内装された革の上下を着込んだ自分の姿を鏡で見たとき、その“重装備”っぷりに、初めて客観的に、凄いと思った。偉いと自らに感心したわけではなく、単純に、ここまで重装備なライダーは滅多に見かけないと思ったのだ。でも、ここまでして当然だとも思った。
 バイクカバーとロックを外し、エンジンをかけ、ランプ、ブレーキ、タイヤ等を確認していく。ブレーキのかたさ、クラッチの位置、マフラーからはき出される白い煙、エンジン音、とにかく全てを新鮮に感じた。そして、ドキドキしながら慎重に走り出す。とりあえず、大好きな晴海ふ頭まで。
 走り出せば今まで数ヵ月の間に膨らんだ不安はあっと言う間に消え、やっぱりバイク最高だー、と胸が高鳴った。今まで忘れてたわけじゃないけれど、バイクは走るだけでも相当リフレッシュできる。バイクは単純に、楽しい。マシンも、全く問題なし。やっぱりバイクはいい。

2月12日(日)晴れ 今いる場所に留まる理由
 この間初めて、アメリカ西海岸、ロサンゼルスに行って来た。さて、その4泊6日の短い旅行中、一番印象に残ったのは、観光で行ったチャイニーズシアターでもなく、一緒に写真を撮ってもらいチップを払い忘れた(偽)バットマン&ロビンでもなく、ダウンタウンとサンタモニカの治安/貧富の差でもなく、あるロシア人タクシードライバーのおじさんである。
 そのロシア人ドライバーは、乗った瞬間から目的地に着くまでの約40分間、延々とあることについて愚痴り続けていた。あることとは、アメリカである。「ロシアにいた頃、アメリカのことをテレビで見たときは、自由で美しい国だと思ったんだ。でもアメリカに来て一番最初に見たのは黒人だ」から始まり、「この道も、(凹凸が多くて)悪いだろ? いいのは金持ちが住んでるとこだけなんだ」と、強いロシア訛りの英語で延々と話し続ける。
 色んな主張があるよなあと黙って聞いていた私だが、だんだん一つの疑問が沸いてきた。そんなにアメリカがイヤなら、何故ロシアに帰らないんだろう? ってそんなことを聞いて逆ギレされても困るので、やっぱりふんふんと聞き続けた。そのとき、ある女友達のことを思い出した。
 彼女は、日本在住のアメリカ人男性が「日本人男性は、自分を(女の子がいる)バーやキャバクラに連れて行きたがるんだ。本当に、何を考えてるんだか。外国人が喜ぶとでも思ってるのか。いい年してバカみたいだよ。女の子も日本にいるのは遊んでる子ばかりで、できる子はアメリカに留学したりするだろ」と愚痴り始めたとき、最初は黙って聞いていた。しかし途中で「じゃあアメリカに帰れば?」と、言ったのだ。彼は一瞬「えっ……」とかたまる。彼女は「そんなにイヤなら、帰ればいいじゃん。誰も日本にいてなんて、頼んでないし。そんなに文句言うなら、何でいるの?」。彼はそれに答えられない。
 人にはそれぞれ色んな事情があって、今の場所に辿り着いたんだろう。何故そこにいるのかという問いに、全ての人が自信を持って答えられるわけでもない。でも、少なくとも見ず知らずの他人に、そのことを愚痴りたくはない。そして私は、今いる場所にハッピーでいられるよう、毎日ちょっとずつ努力を重ねていこうと思った。


1月17日(火)晴れ時々くもり 甥っ子ラブ パート14

 我が家でこれをやって許されるのは、甥っ子だけ! 楽しそう! 私もやりたい……。


1月9日(月・祝)晴れ時々くもり 携帯浸水と、待望の新人到着

 年暮れて、年明けて、もう9日! 今年は4日に携帯を壊して、5日に待望の新人が二人やってきた。
 4日の携帯浸水事件は絶対に忘れたくないので、日記をつけてやるんだ。そう、年明け間もない4日、私はデパートのトイレで携帯を壊した。ばしゃばしゃ手を洗っていたとき、横に置いた携帯がスルリとシンクの中へ吸い込まれ。一心不乱にハンカチで拭いたが、サブディスプレイの中には水滴が残った。そういえば以前携帯を壊したのも、やっぱりデパートのトイレで、お尻のポケットから便器の中へ落としたのが原因だった。あれもこれも、
引力のせいなんだ……と、遠くを見つめて2006年の幕開けだ。どうかこの先、もう二度と携帯を壊しませんように。特に、水関係はやめて下さい。ちなみに、壊れたのが白。新しく買ったのが黒。黒は何となく、強そうでいい。
 5日は待望の新人が二人、入ってきた。男性と女性で、二人とも緊張している様子。そりゃあそうだ。転職して最初の一週間は、何をしても、しなくても、疲れる。彼女はよくノートをとり質問もする積極的な人で、彼は人の名前を覚えようと、会話の最後に「○○さん」と、相手の名前を呼ぶような、丁寧な人。引き継ぎで二人に教える私は、人に教えることで自分が試される。教える方も緊張するし、疲れるものだなと知った。そして改めて、8ヵ月前自分に教えてくれた周りの同僚に、感謝した。今年も、努力と感謝をしながらの、充実した一年にしよう。






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