1月30日(日)晴れ 甥っ子ラブ パート4

 昼過ぎ、甥っ子が遊びに来た! いつも自分が一番でないと怒るユイ(犬)は、普段と違い「クゥーン、クゥーン、キュー」と可愛く、か細い声で人の注意を引こうと必死にバタついている。ユイよ、許せ。今日の主役は我が甥っ子なのだ。
 生後4ヵ月の甥っ子は、最近寝返りがうてるようになったらしい。早速その、生まれてまだ何度目かにあたる寝返りを、目撃したーい!
 ということで、仰向けに寝かせた甥っ子を父、母、私の三人で囲み、じーっと見続けた。甥っ子はといえば、「ここはどこでしょうか? 私の両親はいずこへ?」という感じで、いつものパッチリした目を更にパッチリさせ、ぽかんとしている。あまりに可愛いので、とりあえず寝返りは後でいいやと、皆で代わる代わる抱っこをした。
 しばらくしてまた仰向けに寝かせると、片足をひょいっと傾け、寝返り体勢に入った。「ほら、この足、この角度よ」と、既に一昨日姉の家で寝返りを目撃した母が解説。甥っ子は体が横になったところでしばらく静止し、皆が息を殺して見守る中、ついにゴロンと寝返り完成! 「おおおおおぉぉぉ」と、一同拍手。寝返りって、結構大変な動作なんだね。寝返りをうち、突っ伏したままの甥っ子をえいっと抱き上げると、とても可愛く笑っていた。本当に君は、可愛いね。
 甥っ子は寝返りをうつのが結構好きらしく、おしめをかえているときにも寝返り体勢に入り、よいしょ、よいしょと頑張っている。「ひー、ちょっと待ってー」と、今日もあわわわわな、楽しい日だった。

1月20日(木)晴れ 一月生まれに乾杯!

 彼と彼女(写真)と私は、三人とも同じ高校の卒業生で一月生まれ。誰が言い出しっぺで、何年前に始めたのか忘れてしまったけれど、毎年一月になると三人で集まり、お互いの誕生祝いを兼ねて御飯を食べるようになった。会の名前は特にないけれど、私の中では「一月生まれの会」という、何ともベタな呼び方が定着している。もっとカッコイイの、付けとく?
 彼と彼女は高校時代、「最高のお父さん」と「最高のお母さん」になりそうな人ランキングで、トップ3に入った、本当に愛情豊かな人たち。一方私の高校時代といえば……どんな子だったんだろう? 「白か黒だ、グレイはない」という極端な頑固さを持っていて、柊の葉っぱみたいにチクっとしたところが、あったような気もする。あれから10年。人は、変われる。
 もう何ヵ月も会っていなくても、会えば三人で大盛り上がり。まずはお互いの近況を報告し合った。私はようやく最近働き始め、今回は「清楚かつおきゃんなイメージを打ち出している(実際はぬけさく)」ことを伝えた。彼は近々、念願だった部署へ異動することが決まった話をしてくれた。これは私も本当に嬉しかった。慣れるまでは大変だと思うけど、彼はきっと、素晴らしい仕事をすると信じている。なんといっても、“気持ち”があるから。彼女はフルタイムで働きながらも、ある資格を取るために学校へ通い、一生懸命勉強している。いつか彼女が、「頑張るしかないから、頑張る」と言った言葉を、私は忘れない。彼女ならできる!
 近況報告が終わると、高校時代の話題に花が咲きまくった。話すうちにあの頃が鮮明に蘇り、何だか照れくさく、甘酸っぱかった。高校時代は、どこをとっても特別。
 この日はたくさん話して、本当にたくさん笑って、幸せな時間を過ごした。次は、一月生まれの会番外編として、美味しい白レバーを食べに行く予定。また、たくさん笑いたい。


1月11日(火)晴れ 27の誕生日に思ったこと

ケーキはチョコレート ということで、昨日27になった。ワーイ! でも、「ワーイ!」だけじゃないところが、27の誕生日なんだよなあ。さすがにこの年になると、色々考えてしまう。
 学生の頃は、「バリバリ働いて、27で結婚して、29で子供を生んで、35ぐらいで仕事に戻って、老後は南で」なんて理想があった。あー懐かしい。今じゃ未来理想図を描くより、この瞬間をどう楽しむかを考えるようになった。だって、人生、何が起きるか分からない。そう、先のことは考えても、分からない。とすると、やっぱり「ワーイ!」で、いいのかな。
 さて、その感慨深い27の誕生日に私を心底感動させたのは、朝から次々に届いた友達からのお祝いメールだった。誕生日と転職が決まった、ダブルのお祝いメール。自分のことのように喜んでくれた友達。バンザイ三唱してくれた友達。今後の幸運を祈ってくれた友達。私は、喜びをシェアーできる友達がいて、本当に幸せだと思った。「会者定離」とは言うものの、どうかそれが、私たちには当てはまりませんようにと、願わずにはいられなかった。
 お祝いメールをくれた友達の中で、「こういう(転職の)変化を報告してくれてありがとう」と、書いてくれた人がいた。確かに、私は誰にでも変化を報告しているわけじゃない。友達を差別するつもりはないけれど、伝えたい人というのは自然と限られてくるものだ。縁を繋ぎ止めたいと思った人には、「ずっと友達でいられますように」と願うだけじゃ足りない。近況を伝えるなり、直接会う時間をつくるなり、それなりの努力をしないと、やっぱり「会者定離」になってしまう。これからは、今まで以上に、友達を大切にしようと思った。

1月7日(金)晴れ 転職活動の終わり

人材紹介会社スタッフの名刺 私が転職活動を始めたのは、2004年春。次が決まる前に会社を辞めてしまったので、実に9ヵ月もの間、プー太郎をしていたことになる。それがようやく、終わった。一言にまとめると、「終わり良ければすべて良し」!

 は、エネルギーに満ち溢れていた。毎回張り切って面接に挑み、毎日どこかへ出掛けた。努力は必ず実ると信じて、書類で落とされても、面接に落ちても、まだまだ頑張れた。凹んでも、直ぐ次に向かうことができた。この「勢い」を失うと転職活動は結構キツいから、出来るだけ短期戦で挑んだ方が良いと、後々悟った。
 は、長引く無職生活に不安を感じつつ、それでもまだ、どうにかなると信じていた。何度もプライオリティを見直し、活動を見直し、自分と向き合った。だがそのうち、「待つ」ことがキツくなった。特に最終面接ともなると、待つ間は何をしても気持ちが晴れなかった。それから、行きたい会社にはフラれ、失礼ながら「ちょっと……」と思う会社はとんとん拍子で進みがちだった。摩訶不思議。
 は、面接に落ちる度、その現実を受け止めるのが精神的に辛くなった。凹んだ後、「また頑張ろう」と元気を出すことが、本当に難しかった。そしてこの頃から、自分が何を望んでいるのか、何をどうしたいのか、分からなくなってきた。内定を取っても、気持ちがグチャグチャで、妥協して入社すべきか、それとも納得できるまで頑張り続けるべきか、混乱してベソをかいたりもした。今思い出すと、ばっかだなあと笑える。
 は、もうギリギリ。もう頑張れないかもしれないと、思い始めた。人にも会い辛くなり、自分が壊れてしまいそうだった。面接では失礼なことを言われ、随分傷付いた。ここまでやると、青い鳥はいないし、転職は努力やスペック云々より運とタイミングだということがよく分かった。そう分かっていても、気持ちの上でどうしても割り切ることができず、結局プー太郎のまま年を越した。意外と頑固な自分を見つけた。
 新年、ここまでくるともうヤケクソというか、何でもこい、かかってこい、BRING IT ONという境地に達した。面接は腐るほど受けたから、もう何を聞かれても大丈夫。駄目ならまた頑張るだけ。自分で選んだ道だし、最後までやり通すしかない。必ず、行きたいと思った会社の内定をとって、転職活動の終わりとしたい。だいたい納得がいくまで活動できる私は贅沢だ。年も明けたし、七福神巡りもしたし、結果を出したいし、やるぞおおおおおお。と、2005年一発目の面接(最終)を受けたところ、めでたく両思いになることができた。終わりは意外とあっけないが、9ヵ月間の葛藤は、この会社に出会うためだったと思える。だから、終わり良ければすべて良し。

 今だからこそ言えるが、諦めなくて良かった。やっぱり努力は実ると、信じる。そして、今、転職活動に挑んでいる人全てに、心からのエールを送ります。自分の気持ちを大切に、道を切り開く強い意志と勇気が持てますように。


1月1日(土)晴れ 「腐っても鯛」に込める想い

 どうにも中途半端な大掃除と、「踊る大走査線」の一挙再放送と、犬のシャンプーで年末はあっと言う間に過ぎていった。そして、2005年。
 私には初詣の習慣がなく、1日だからといって特別なことをする予定もない。皆お正月って何をするのかなと思いつつ、部屋でパソコンをいじっていた。すると妹が「見て見て」と、書いたばかりの書初めを見せてくれた。なになに、「梅花香る里」。学校の宿題かな。課題文は決まっているらしく、「梅花香る里」か、「遠大な理想」のどちらかを書くらしい。自由に好きな言葉を、書かせてくれたらいいのにね。
 で、急に私も書初めがしたくなった。「私にもやらせてやらせて」と妹の部屋に乱入し、白紙の前に正座した。さて、何と書こうか。うーんうーん、と真剣に考え込む私を見て、「音楽消そうか?」と妹が聞いてくれた。「うん。その方が集中できるね」と、彼女お気に入りのオレンジレンジを消してもらった。そうして思いついたのが「腐っても鯛」という言葉。
 腐っても鯛とは、優れたものは、駄目になった場合でも、まだ、それだけの値打ちがある、ということ(三省堂国語辞典より)。たとえ腐っても、駄目になっても、自己嫌悪に陥ることなく、自尊心を持ち、自分が自分であることに誇りを持てと、私は自分に言いたかった。腐っても鯛なのだ。今年は、強くありたい。





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