「木蓮の涙」 by Chikuzen Sato & コブクロ
■「木蓮の涙[Maxi]」■定価:\1,260

 iTunesというのは非常に賢いミュージック・ボックスで、再生された曲の回数を、ちゃーんと記憶してくれる。
 さて、200曲程度が入っている私のiTunes。ある日、再生回数順に曲を並び替えてみたら、一曲だけ、抜きん出て3ケタのものがあった。堂々の第一位は、「木蓮の涙」だった。
 この曲は一番最初に聞いたとき、オープニングからその美しさに胸をうたれた。そして、歌詞。歌詞に込められた、愛しい人に逢いたくて、逢いたくて、どうしようもない気持ちに、胸をしめ付けられた。愛しい人は、ある日眠るように逝ってしまい、もう逢うことができない。

逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる
いつまでも いつまでも そばにいると言ってた あなたは嘘つきだね 私を置き去りに

あなたが来たがってた この丘にひとりきり さよならと言いかけて 何度も振り返る

 この曲は、スターダスト・レビューのカバーらしい。“らしい”というのも、スターダスト・レビューのバージョンは、聴いたことがない。が、しかし、2005年5月25日に“25th Anniversary Maxi Single”として、「木蓮の涙」アコースティック・バージョンを、スターダスト・レビューは出していた。しかも、ニッカウィスキー「ニュー・オールモルト」のTV-CFソングに使用されていたらしい。5月は忙しかったから、耳にしなかったと思う。そのバージョンも、きっと素晴らしいだろうけれど、佐藤竹善とコブクロが歌うこのバージョンも、最高。

「キミはともだち」 by 平井堅
■収録アルバム:「SENTIMENTALovers」■定価:\3,059


 平井堅は私の「キング・オブ・ポップ」! 今年は「瞳をとじて」が、セカチューこと映画「世界の中心で愛をさけぶ」との相乗効果で大ヒットした。ええ、私もセカチュー観ましたとも。あれはシクシクというより、嗚咽が漏れるぐらいに泣ける映画だった。最後に流れる「瞳をとじて」がこれまたピッタリで、聴くと胸いっぱいになり後は涙の大洪水。でも、「瞳をとじて」より私が好きな曲がある。アルバム「SENTIMENTALovers」に収録されている、「キミはともだち」。
 この曲を聴いて、私は人の歌声には表情というものがあることに気付かされた。これ、心を込めた歌い方というのとは、似ているようでちょっと違う。「キミはともだち」で、楽しい部分は楽しそうに、悲しい部分は本当に悲しそうに、平井堅は歌っている。歌詞はシンプルで、そこがいい。ああやっぱり友達っていいねと、心があったかくなる曲。

君が笑った 僕もつられて笑った/映し鏡みたいだ 君はぼくのともだち
君が怒った 僕も負けずに怒った/子供のけんかみたいだ 君はぼくのともだち
僕がさびしいときはあとすこしつきあって/うまく話を聞いてくれないか
君の声だけがこころを軽くする/ただあいづちを打ってくれるだけで
はなれていてもずっと/胸の中にいるよ

 この曲はアカペラ。というか、調べてみたらなんと平井堅による一人アカペラだった! ってことはあの低音ボイスもバックのラララーもウーウも、全部全部平井堅ってことね。素晴らしい! でも、ライブの時はどうやって歌うんだろう? この曲について、平井堅は「友情をテーマに歌を書き下ろしました。人の心の温かさを表現するために、この曲すべての音は僕の体を鳴らして録音してます。その辺も楽しんで聞いてもらえると嬉しいです」とコメントしたそう。
 平井堅の声は、おちゃめに可愛かったり、真剣だったり、セクシーだったり、曲に合わせてちょっと、でも大胆に変わる。何かに溢れている。そして、どう歌っても平井堅は上手い。


“Pualena” by Vika
■収録アルバム:「Lani Hawaii〜ベスト・オブ・ハワイwith Inter FM“Weekend Cruise”」■定価:\2,548


 ラジオといえばインターFMを聴くんだけど、週末、ハワイアンが中心に流れる時間帯(Weekend Cruise)がある。そこで聴いた「Pualena(プアレナ)」という曲がとっても癒し系で、本当に、本当に素敵な曲で、一度聴いたらもう誰もが愛しちゃうような曲。Vika(ヴィカ)の歌で、ウクレレでアロ〜ハなハワイアンというよりアコースティックでしっとりなハワイアンという感じ。優しい声がゆったりしたテンポで、甘い歌詞を歌い上げる。“You're my Pualena, you're so beautiful. God knows I love you, you're all I need. Pualena, you take my breath away. Pualena”と。とろけるねえ。
 ところで“Pualena”ってどういう意味かなと思い調べてみたら、正確には“pua olena”で黄色い花という意味らしい。プアレナという響きも好きだ。“Pualena”は、オムニバスアルバム「Lani Hawaii〜ベスト・オブ・ハワイwith Inter FM“Weekend Cruise”」の4曲目に収録されている(サンプルはココで聴ける)。このアルバム、2004年11月24日に出たばかりで日本のハワイ雑誌“Lani Hawaii”とインターFMのタイアップによるもの。インターFMのWeekend Cruiseを聴いている人は分かると思うけど、お馴染みのDJヴァンスKのメッセージもちゃっかり収録されてる。ヴァンス、毎週聴いてますよー。【11/28/04】


“Rise and Fall” by Craig David
■収録アルバム:「Slicker than your Average」■定価:\3,150


 クレイグ・デイヴィッドを好きになったのは、実は結構遅かった。きっかけは「Rise & Fall」という曲を聴いたとき。あれ、このメロディーどっかで……ってスティングの「Shape of My Heart」と同じじゃん! スティングの「Shape〜」と言えば、映画「レオン」のクレジットで流れたあの切なく美しいメロディ。元々印象的な曲だった上に、スティングのそれよりもR&B色が強く私は好きだった。それでアルバム「Slicker than your Average」を購入し、ハマってしまった。デビューアルバム「Born to do it」も購入。こちらも最高。ちなみにクレイグはイギリス人なんだけど、典型的なUK Popとは違い、質の高いR&Bのシンガーソングライター。1981年5月5日生まれの23歳。父親はグレナダ(カリブ海と大西洋の間にある国)、母親はジャマイカ出身。
 2003年春、生クレイグ・デイヴィッドをZEPP 東京で見た。エルトン・ジョンが“England's best singer”と褒め称えるだけあって、歌は最高に上手いしイギリス英語が超セクシーだしもうメロメロ。結婚して毎日この人に歌を歌ってもらいたいと、会場にいた女性全員が思っていたはず。




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