アバクロ ホームページ更新

 アバクロンビー・アンド・フィッチのページが更新されていました。商品が一覧で見られるよう改善されており、以前に比べ、ショッピングしやすい作りになったと思います。写真の使い方も、相変わらず美しいですね。
 WOMENSのページトップでは、可愛らしいニットをまとったモデルのプロモ映像が自動的に流れます。MENSページでも、同様にヴィンテージTシャツのプロモ映像が。音楽も素敵で、新鮮なリニューアルとなりました。
 また、A&F NEW FACEではKris Lewinをフィーチャー。アバクロのマネジャーにスカウトされ、グリーター(店頭入口に立ち客を迎えるいわば歓迎人)になったこと。そこからアバクロのモデルに応募し選ばれたことなど、本人が語る映像が見られます。(3月23日2007年)

アバクロ ロンドン旗艦店、トップレスモデルがお出迎え
写真:ロイター通信より

 ついに海外旗艦店第一号となる、アバクロンビー・アンド・フィッチ ロンドン店がオープンしました。アバクロらしく、トップレスモデルが客を迎え、早速話題をさらっています。
 グリーター(歓迎人)として入口に立ったのは、英国スウォンジ出身のDavidとPeter Sheath兄弟。外は雪が降っていたそうですが、見事な上半身とその笑顔は、あまり寒さを感じさせません。
 アバクロの店舗展開戦略は、自身のカタログや広告物で魅せるブランドの世界を、見事に体現化させている良い例だと思います。その戦略の中心には、常に物議を醸す「きわどさ」や「性」があるわけですが、そのエネルギーにはある意味感心させられます。
 アバクロの広報担当トム・レノックスによると、同社のネット売り上げの3分の1は、海外から。また、NY旗艦店の売り上げの20%は、イギリス在住の客によるものだそう。「海外での需要は確実にある」と、コメントしています。今回のロンドン出店に関してもかなりの自信を示しており、米国既存店の(毎平方フィートあたり)約6倍は売り上げるだろうと同社は予想しています。
 ヨーロッパのマーケットは、既にZara(スペイン)や、H&M(スウェーデン)の地元人気ブランドが根付いています。競合ブランドがひしめく新天地で、アバクロがどう開花するか、今後が楽しみです。(3月23日2007年)


いよいよ3月22日、イギリスに旗艦店オープン
写真:Abercrombie & Fitchウェブサイトより

 「格好いい子(既存客)が、さらに格好いい子(新顧客)を呼ぶ」(最高執行責任者ジェフリーズ談)という、何というか、ものすごいベタで分かりやすい戦略方針のアバクロ。ブランドがターゲットとする「格好いい子は何もアメリカだけでなく、世界中にいる」ということで、今週ロンドンにいよいよ旗艦店がオープンします。
 そのお店に、米国既存店と同じようなモデルタイプの販売員を揃えるため、ジェフリーズは14人ものリクルーターを雇ったそうです。パブやクラブ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション、チェルシー・スクール・オブ・アート、ジムといった場所で、ブランドに見合うアバクロ・タイプの子をスカウト。最終的には、500人ほどのマッチを見つけたそうです。
 実際に採用された販売員の中には、ケンブリッジのラブビー選手(学生)、セミプロのフットボール選手、ウェルシュ・ナショナル・チームの水泳選手など、上半身裸の接客に対応できそうな面々が揃っています。そしてジェフリーズは、「彼らは(アバクロで)働けることを嬉しく思っているよ。だって、ほかの格好いい子たちに会えるチャンスだからね」と、コメントしています。
 ここまで美にとらわれると、なんだか怖いですね。ちなみに、伝統あるサヴィル・ロウへの出店とあって、周りの店は警戒気味。高級さが売りのサヴィル・ロウには、不釣り合いで、その名声に傷がつくのではと懸念しているようです。今までにジル・サンダーやHackettがサヴィル・ロウへの出店を試みましたが、いずれも成功せず撤退。はたしてアバクロは?(3月20日2007年)




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