アバクロの歩く広告、ストアモデルたち
アバクロの魅力を最大限に体現すべく雇われた美しいストアモデルたち。歩く広告として笑顔を振りまく彼らは、ティーンの中でもトレンドセッターとなり得そうな美男美女ばかりです。これは、「格好いい子(既存客)が、さらに格好いい子(新顧客)を呼ぶ」という、同ブランド最高執行責任者ジェフリーズの持論に基づく戦略であり、ブランドにおけるこの美意識は徹底しています。
事実、2007年3月にオープンしたロンドン旗艦店に、米国既存店と同じようなモデルタイプの販売員を揃えるため、ジェフリーズは14人ものリクルーターを雇ったそう。パブやクラブ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション、チェルシー・スクール・オブ・アート、ジムといった場所で、ブランドに見合うアバクロ・タイプの子を次々スカウト。リクルーターらは最終的に、500人ほどのマッチを見つけたそうです。
実際に採用された販売員の中には、ケンブリッジのラグビー選手(学生)、セミプロのフットボール選手、ウェルシュ・ナショナル・チームの水泳選手など、いずれも上半身裸の接客に対応できそうな面々が(写真参照)。
ジェフリーズは、「彼らは(アバクロで)働けることを嬉しく思っているよ。だって、ほかの格好いい子たちに出会えるチャンスだからね」と、コメントしています。
そしていつものことながら、接客・販売経験やプレゼンテーション能力といったスキルを度外視したその採用基準は、もちろん批判の対象となっています。果たして銀座出店の際は、どんな面々が揃うのか……といっても、まだまだ先の話ですね。
(10月5日2007年)
アバクロのモデルからハリウッドスターへ
アバクロのモデルからハリウッドスターへと、華麗なる転身を果たした人物といえば、アシュトン・カッチャーを思い浮かべる人も多いと思います。最近では映画『守護神』(2006)でケビン・コスナーと共演したりと、大活躍。デミ・ムーアの年の離れた夫としても有名です。
さて、アシュトンの次に元アバクロモデルとしてブレイクしそうなのが、チャニング・テイタム。
1980年4月生まれ、アラバマ州出身。2006年米製作のダンス映画『
ステップ・アップ
(日本では2007年3月17日公開)』に出演し、現在熱狂的な人気を集めています。
モデルとしては、Vogueといったモード誌から、アバクロの競合であるアメリカン・イーグルの広告にも登場。そのほか、ノーティカ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、エンポリオ・アルマーニなど、幅広く活躍したようです。
そのほか、 リッキー・マーティンのミュージック・ビデオ『She Bangs』には、ダンサーとして参加。 映画では『コーチ・カーター』(2005)に、ライル役で出演しています。特に、2006年に米国で公開された『A Guide to Recognizing Your Saints(原題)』での演技が高く評価され、インディペンデント・スピリット賞(助演男優賞)にノミネートされました。この作品は同年開催されたサンダンス映画祭でも、注目を集めたようです。ちなみに内容は、1980年代のクイーンズを舞台に、頑固で反抗的な若者の成長を描いたドラマ作品。
次回作(現在製作中)は、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)のキンバリー・ピアース監督最新作となる 『Stop Loss(原題)』が控えています。イラク戦争を題材にしたドラマで、テイタムはライアン・フィリップの親友役、戦地から帰還した兵士を演じています。
『ステップ・アップ』2007年3月17日(土)全国ロードショー 監督:アン・フレッチャー 出演:チャニング・テイタム、ジェナ・ディーワン、マリオ、ドリュー・シドラ、レイチェル・グリフィス
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下の画像は、Youtubeから引っ張っている『ステップ・アップ』の予告編です。
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